*17:02JST 【アイキューブドシステムズ】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.3 【アイキューブドシステムズ<4495>】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.2の続き


■アイキューブドシステムズ 佐々木
続いて、こういった市場環境の中で今どのような取り組みをしているかということで、2つほど取り上げてお話をさせていただきます。非常にまず我々の事業として重要と考えているのが、「顧客基盤の拡大」。そして、もう1つが「ARPUの向上」となります。


1つ目の「顧客基盤の拡大」は、今現在、導入法人数が順調に増加している主要因が、NTTドコモグループ様へOEM提供を開始したことです。(NTTドコモグループが提供するMDMサービスが、「あんしんマネージャーNEXT」という新サービスにリニューアルするに伴い、CLOMOが採用され、OEM提供を開始。当面は、リニューアル前のサービスの契約顧客が、新サービスに移行する動きが続き、当社の顧客が拡大する見通し。)
まだまだこれまでのサービスを使っていらっしゃるお客様が順次切り替えを進めていっていただいているような状況です。旧サービスの提供は2026年3月までとされているので、そこまで旧サービスを利用されているお客様が段階的に新サービスに移行していただけるというような状況があります。もちろん、新規顧客の開拓にも非常に積極的にやっていただいているので、CLOMO事業の顧客基盤はさらなる拡大の余地があると考えています。このようにOEMも成長エンジンの1つと位置づけて、営業拠点を通じた積極的な販売パートナーの皆様への支援活動を通じて、さらなる拡大を進めている状況です。


もう1つがARPUの向上に向けた施策で、ARPUを上げていくためには、新規顧客と既存顧客の両方に向けたクロスセルの提案が重要と考えています。この取り組みを以前から進めていて、2023年6月期以降の2年間で、オレンジのNEWマークが付いている5つのサービスを新たに提供開始しています。


特に、セキュリティ対策の強化と運用支援のメニューの充実化を中心に進めております。セキュリティ対策は、最近だと、ランサムウエアの問題だとか、様々なセキュリティ上の不安をお客様が感じているため、弊社だけではできない部分は、他社のセキュリティ製品を組み合わせることで、さらに安全に使っていただけるよう、連携を深めているものになります。


もう1つが運用支援の部分で、これは少子高齢化とか様々な要因から、情報システム関連部門の皆様の業務負担が非常に高くなっている状況です。こういった手を動かす作業を我々が少しでも担うことによって、情報システム部門の皆様の業務負担を下げようという意図で、いろんな業務支援のサービスメニューを拡大している状況になっています。今後もお客様のニーズに沿ったオプションサービスを随時開発・提供していくことで、クロスセル提案の機会を増やしてARPUの向上を目指していこうと考えています。

■アイキューブドシステムズ 佐々木
最後に、中期計画と今期の目標等に触れたいと思います。弊社では、2026年6月期の連結売上高50億円を目標として、事業拡大に取り組んでいる最中です。50億円達成に向けては、まず必要なのがCLOMO事業の拡大ということで、注力して進めています。また、もう1つが新規事業の創出で、CLOMO事業の成長だけでは足りない部分を新規事業で作っていくということで、専門部門も設置してしっかり進めている状況です。


投資事業についても、引き続きスタートアップへの投資を続けており、キャピタルゲインの獲得はもちろん、投資先企業との事業シナジーの創出も目指して、中期目標の達成に向けたいと考えています。


こういった中期目標のことを踏まえて、2025年6月期の業績予想は、売上高35億円、営業利益8億900万円、営業利益率は23.1%を見込んで進めています。直近5期間の推移は、売上高は毎期右肩上がりで成長を続けており、2021年6月期からの年平均成長率は14.6%となる計画で進めています。利益についても、しっかり成長投資を続けながら今期も増益を見込んで進めている最中です。


株主還元は、当社は中長期的な成長に期待していただける株主の皆様に、できる限り積極的な株主還元を実施する方針で、もちろん事業成長に必要な投資や内部留保と並行して、可能な限りの配当額となりますが、上場以来、毎期配当を実施しています。直近の業績や事業環境などを踏まえて、今期の期末配当は前年同額の32円を計画しています。


以上、業績の推移と見通しについてご説明させていただきました。

■はっしゃん
最後の配当のところを質問してもよろしいでしょうか。配当性向30.2%と記載されていますが、こちらは御社の方で、株主還元の目安として大体30%ぐらいということで、例えば利益が拡大したら、配当性向に沿って配当も増やしていただける方向と捉えてよろしいでしょうか。

■アイキューブドシステムズ 佐々木
弊社としては、30%程度というのは特に目標として定めている指標ではなく、できるだけ社会情勢等に合わせて、配当性向も高めていけるように進めていきたいと思っています。現状においては、32円だった場合の配当性向が30%というだけであり、できるだけ可能な範囲の配当は進めていけるように努力していきたいと考えています。

■はっしゃん
分かりました。ありがとうございます。

■アイキューブドシステムズ 佐々木
最後になりますが、私どもは「挑戦を、楽しもう。」ということでブランドスローガンとして掲げており、従業員一丸となって挑戦を楽しみながら事業の拡大に取り組んでいこうと進めています。成長戦略を進めながら中長期売上目標の達成に向けてまい進している最中で、こういった機会を通じてご理解いただければ、応援いただければと考えています。ありがとうございました。

■はっしゃん
分かりやすかったです。ありがとうございました。

【アイキューブドシステムズ】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.4に続く

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【アイキューブドシステムズ】著名投資家はっしゃん氏が佐々木社長に理論株価をもとに質問展開!Vol.3