a) 既存クライアントへのSIサービス提供 経営統合基本合意以降、大手クライアントを中心にSIニーズのヒアリングや具体的な提案を積極的に進め、多くの課題やニーズに対応し、複数の案件で受注を達成している。これにより、日本リビング保証の営業力を活かしてSI案件を受託し、SaaSの開発・展開にも注力している。さらに、同社の参画により、クライアントへの提供価値が拡大し、同社の増益に寄与している。
b) SaaSプロダクトの競争力強化 「おうちbot」は、住宅事業者の人手不足解消を目的とし、住宅オーナーからの問い合わせに自動対応する業界特化型SaaSであり、両社の共同開発によるものである。ローンチ以来、多くの住宅事業者に採用され、好評を博している。さらに、先進の生成AIとの連携により、柔軟かつ的確な対応を実現し、個社別のカスタマイズ・最適化が可能な新機能の開発も進行中である。同社は、経営統合を通じて、マーケットニーズを捉えた新規事業・サービス開発を一層加速している。
c) FinTechプロダクトの早期ローンチ 両社は、リフォームビジネスにDXと金融を組み合わせた新たなV-SaaS「KROX」をローンチした。これは、リフォーム工事に関する見積、契約、請求業務をWEB上で完結させ、シームレスなカスタマーファイナンスサービスを提供するものである。このサービスは、事業者の業務効率化と収益最大化を支援するSaaS×FinTechの革新的なソリューションである。同社は、経営統合により、ファイナンスサービスの早期ローンチを実現し、さらに競争力を強化している。