売上高は過去最高を更新し、経常利益及び親会社株主に帰属する中間純利益が3年ぶりに黒字に転換するなど収益回復が確認される決算となった。売上高はRed Hat, Inc.関連商品が大きく伸張したほかSaaS・サブスク事業、APIソリューション事業などが順調に増加し、金融機関向け及び文教向けSI事業、金融機関向け経営管理システムの減収をカバーした。売上総利益はRed Hat, Inc.関連商品の利益率が低いため、前年同期比0.1%増とほぼ横ばい水準に留まったが、販管費が同3.1%減の85百万円減少したことが営業損失の改善要因となった。販管費のうち広告宣伝費や販売支援費等は増加したものの、研究開発費は320百万円と同152百万円減少した。