1. 2024年12月期第2四半期業績の概要 2024年12月期第2四半期(2024年1月〜6月)の連結業績は、売上高で前年同期比46.3%増の11,804百万円と大幅増収となり、営業損失も18百万円と前年同期の106百万円から縮小した。売上高はRed Hat, Inc.関連商品※1の大型案件を受注したほか、「LifeKeeper」や「Gluegentシリーズ」などの自社製品・サービス、並びにAPI※2ソリューションなどが順調に拡大したことが増収要因となった。利益面では、自社製品・サービスの増収効果に加えて、研究開発費の絞り込みを行ったことが改善要因となった。
※1 オープンソースソフトウェア&サービス・プロバイダーの大手であるRed Hat, Inc.が開発するオープンソースの製品。 ※2 異なるソフトウェアやアプリケーション間で情報・機能を共有するための仕組み。
2. 2024年12月期の業績見通し 2024年12月期の連結業績は、売上高で前期比25.9%増の20,000百万円と2期連続で過去最高を更新、営業利益は250百万円と3期ぶりの黒字に転換する見通しだ。Red Hat, Inc.関連商品の受注増加により、売上高は期初計画から3,400百万円上方修正したが、利益面でのインパクトは軽微なため営業利益は期初計画を据え置いた。KPIとしているEBITDAも310百万円(前期は147百万円の損失)と黒字に転じ、ROICは11.6%(同-10.1%)と大きく改善する計画だ。