c) アウトソーシング事業 アウトソーシング事業では、データセンターサービスにおいて大手クラウドベンダーの顧客層とは異なる顧客をターゲットに、AI関連サービス等の独自サービスをフックツールとして、新規顧客の開拓と既存顧客の利用料の積み上げを図る。年率10%弱の売上成長を目指す。またERP関連のニアショアサービスについてもSAPのERP製品保守が2027年に向けて需要が高まることが見込まれており、石川県金沢地区での保守要員の育成と体制強化を図ることで売上を拡大する。なお、データセンターの能力増強に関しては、稼働状況に応じて徐々に実施することで品質向上と収益性の確保を両立する考えだ。
「社会(S)」分野においては、多様な人材の活躍のため、健康経営やダイバーシティ・インクルージョン&エクイティの取り組みを推進しているほか、DX人材の育成を通じた地方ビジネスの拡大及び経済活性化を目的に、「金沢発、北陸地方IT都市化の実現」をコンセプトにした施設「Microsoft Base Kanazawa」を金沢駅前で運営している。同施設では産学官民のDXに向けた無償のDX教育の提供や、最新テクノロジーの体験ができるクラウドを軸としたコミュニケーションの場として、オンラインセミナーの開催や商談スペースのほかコワーキングスペースとしても利用されている。