*08:16JST エフ・コード---一時的コストを吸収しつつ、上期営業利益は前年同期の約2.9倍 エフ・コード<9211>は8月14日の大引け後、2024年12月期第2四半期決算(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比135.8%増の2,037百万円、営業利益は同186.6%増の643百万円、税引前利益は同182.7%増の595百万円、中間利益は同178.9%増の384百万円、親会社の所有者に帰属する中間利益は同170.5%増の372百万円で着地した。

売上収益ベースでは通期計画に対して進捗率が44.0%、営業利益ベースでは同47.7%と第1四半期から好調を維持している。なお、同社事業は以下の季節性を有している。主にクリエイティブ領域の大型案件については、年度の前半で受注を増やしながら年度末に向けて制作・納品が進捗するサイクルとなっており、売上収益も年度末へ向けて増加していく傾向にある。マーケティング領域についても、クライアントの決算期末へ向けた予算消化サイクルや一般に消費者支出が高まる季節であることから、比較的年末・年度末に予算が集中することにより、売上収益も年末・年度末へ向けて増加していく傾向にある。

同社は、引き続き顧客体験を改善するテクノロジー・SaaSを軸に、クライアント企業のウェブサイトにおける顧客体験を向上し、顧客のロイヤルカスタマー化及び継続的な購買活動を促進するソリューションを提供するとともに、近年ニーズが増加するマーケティング・クリエイティブの領域にも展開し、ウェブサイト構築から集客、リピート促進まで一気通貫でのDX支援を行った。また、CXデータの質及び量の増強を図ることや、サービスのケイパビリティを拡張させることでサービス間のクロスセル等のシナジーによる収益向上を目的として、M&Aを積極的に実行している。当中間連結会計期間においては、2024年1月17日付でBINKS社を連結子会社化し、2024年4月1日付でラグナロク社の全株式を取得して連結子会社化している。この結果、テクノロジー・SaaS及び各種プロフェッショナルサービスの受注が順調に推移した他、M&Aによって連結子会社となったグループ各社の業績貢献もあって高成長を継続した。

なお、2024年12月期(IFRS)の業績予想については、売上収益が前期比86.7%増の4,633百万円、営業利益が同107.1%増の1,350百万円、税引前利益が同108.2%増の1,274百万円、当期利益が同69.8%増の822百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同59.9%増の775百万円の計画を据え置いている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 エフ・コード---一時的コストを吸収しつつ、上期営業利益は前年同期の約2.9倍