3. 新中期経営計画「Creating Customer Value in the New Era」を発表 2024年5月に新中期経営計画「Creating Customer Value in the New Era」2025年3月期〜2027年3月期を発表した。新たな時代が到来するなかでも、「目利き力」と「業務ノウハウ」を詰め込んだソリューションで社会課題を解決し、より良い未来を創造する会社であり続け、より多くの顧客価値を提供することで収益拡大を図る方針だ。経営数値目標としては、売上収益で75,000百万円、営業利益で8,200百万円を掲げた。年平均成長率では売上収益で12.1%、営業利益で12.0%となる。医療システム事業はクラウドシフトも含めた先行投資期間と位置付けており、2026年3月期を収益の底に、2027年3月期以降に成長ステージに移行する計画である。業績的には2024年3月期対比でほとんど伸びない計画だが、情報基盤事業やアプリケーション・サービス事業の成長でカバーする。アプリケーション・サービス事業では、CRM分野において生成AIを活用したコンタクトセンターの効率化ソリューションでのサービス拡大が期待される。株主還元方針については、従来連結配当性向で20%以上を目安としてきたが、2024年3月期より30%以上に引き上げた。同方針に基づき、2024年3月期の1株当たり配当金は前期比5.0円増配の28.0円(配当性向31.7%)とし、2025年3月期も同2.0円増配の30.0円(同30.7%)と10期連続の増配を行う予定だ。