*13:20JST タメニー Research Memo(10):2025年3月期は大幅な増収増益を予想。下期から収益回復が本格化 ■タメニー<6181>の今後の見通し

● 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績(非連結)予想は売上高が前期比14.3%増の6,400百万円、営業利益が同158.7%増の200百万円、経常利益が同450.7%増の150百万円、当期純利益が150百万円(2024年3月期は3百万円)としている。主力の婚活事業、カジュアルウェディング事業とも回復基調となり、大幅な増収増益予想としている。半期別に見ると、上期は売上高が2,794百万円で営業利益が97百万円の損失だが、下期は売上高が3,605百万円で営業利益が297百万円の計画としている。カジュアルウェディング事業に下期偏重の季節要因があることに加え、上期は広告投資などが先行するが、各種取組施策の成果などにより下期から収益回復が本格化する見込みとしている。

なおセグメント区分を3セグメントに変更し、婚活事業(従来の婚活事業+旧ライフ&テック事業のテック分野)、カジュアルウェディング事業(従来どおり)、地方創生/QOL事業(従来の地方創生事業+旧ライフ&テック事業のライフ分野)とする。セグメント別の計画は、婚活事業の売上高が2,450百万円で営業利益が560百万円、カジュアルウェディング事業の売上高が3,680百万円で営業利益が120百万円、地方創生/QOL事業の売上高が290百万円で営業利益が30百万円としている。

重点施策として、婚活事業では拠点拡大などの営業体制強化、TikTokなどSNSを活用した広告の強化、各種IT/DXツールのテスト導入など、カジュアルウェディング事業ではフォトスタジオリニューアルなど既存ブランドの高品質化、新規ブランド立ち上げ、YouTubeなどSNSを活用した広告の強化などを推進するとともに、グループシナジーの向上にも努める。当面の目標だった黒字体質定着を2024年3月期に達成したため、2025年3月期は広告や拠点展開などの面でも攻めの経営に転じる方針だ。ただし拠点展開においてFCを活用するなど、固定費負担の増加を抑制して収益力の向上を推進する。婚活事業では2024年6月にFC店1号店をオープンした。婚活パーティー「OTOCON」については、結婚相談所「パートナーエージェント」の併設店として2店舗をオープンした。フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」については、2024年3月に北陸地方の旗艦店となる「LUMINOUS Toyama」をオープンした。このように固定費負担を抑えつつ攻めの経営に転じることでグループシナジー向上も期待されることから、2025年3月期は収益力回復が鮮明になるだろうと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 タメニー Research Memo(10):2025年3月期は大幅な増収増益を予想。下期から収益回復が本格化