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■出演者
■2024年第1四半期決算の状況
■会社・事業概要
■今後の施策・事業環境等
■今後のサービス展開方針等
■質疑応答
■出演者
rakumo株式会社 代表取締役社長CEO兼COO 御手洗 大祐
rakumo株式会社 取締役CFO経営管理部長 石曽根 健太
■2024年第1四半期決算の状況
■rakumo 御手洗
皆さん、こんばんは。rakumo株式会社代表取締役の御手洗でございます。本日は、当社の会社説明会にお集まりいただき、ありがとうございます。早速、2024年度第1四半期の決算等の状況から、ご説明を始めさせていただきたいと思います。
2024年度第1四半期の決算サマリーですが、当社のSaaSサービスが非常に成長しまして、前年度比で24.2%増となっており、こちらを主因として、売上高が前年同期比18.1%増の3億4,700万円と継続的な増収を果たしています。原価率は、前年同期比で0.6pt減、販管比率も同1.1pt減ということで、継続的に改善しています。
そういった売上高の増加と高い限界利益率を背景として、EBITAは前年同期比40.6%増の1億200万円、営業利益は同26.1%増の8,900万円と大幅な増益を達成しています。利益率についても、EBITAマージンが29.6%、営業利益率は25.8%となり、前年同期比でそれぞれ4.7pt、1.6ptと大きく上昇しています。
売上高の推移の部分ですが、こちらは継続的に前年同期比でも伸びている状況です。特に重要なポイントは、当社の主力ビジネスであるSaaSサービスの売上高が、全体の比率の中でも高まっており、94%となっている点です。
次に売上原価ですが、こちらも先ほど申し上げましたとおり改善してきているところです。近年、円安の影響でクラウドのインフラサービスの仕入高が上がってきていますが、当社もだいぶ技術面での努力を進めており、なんとか大幅なコストの上昇を抑えているところです。引き続き、限界利益率約9割という高い水準を維持している状況となっています。
次に販管比率ですが、前年同期比で1.1pt改善している状況です。もともとパートナービジネスが非常に多いという当社の特徴から、販促費、広告宣伝費といったところが、ビジネスの進捗とともに大きく伸びにくい部分もあります。そのため、販管費の中でも、特に販促費、広告宣伝費が低水準に推移しており、販管比率も改善している状況となっています。
そういった売上高の増加と原価率及び販管比率の低下に伴い、利益は増え続けており、営業利益は8,900万円となっている状況です。営業利益率で見ても、前年同期比で1.6pt増えて、25.8%ということで、第1四半期における過去最高利益率を達成しています。2024年4月から価格改定の部分も進んでくるところで、今後も営業利益の増加、及び高い営業利益率の確保に向けて取り組んでいる状況です。
EBITAについても、引き続き伸びており、前年同期比40.6%増の1億200万円となっており、第1四半期のEBITAマージンについても前年同期比でプラス4.7ptとなっている状況です。
次にKPIの説明になりますが、まず当社で重視しているユニークユーザー数の推移ですが、こちらは第1四半期においても順調に増加しており、約1.6万UUの増加となっています。結果として、58万UU弱で着地しています。60万ユニークユーザーも一つ見えてきたところかと思っております。特にセグメントマーケティングという、マーケティングの対象をターゲティングしてしっかり伸ばすといった施策が当たったところもあり、UUも増えてきている状況です。
クライアント社数についても、前年同期比44社増の2,486社がご契約をいただいている状況になっており、2,500社もあと一歩という状況になってきています。1社当たりの売上高も、これは前期末のところですが、順調に推移してきている状況です。解約率についても、これは同じく前期末のものですが、低水準のところで継続的に推移しています。
■会社・事業概要
次に、事業のご説明に参りたいと思います。まず当社のrakumoという社名の由来ですが、ユーザーがサービスをより楽に利用し、これで仕事を効率的に進められるようにというところのrakuという部分と、そういったものをクラウドという技術を使って進めるというkumoという二つのワードを合わせまして、rakumoという社名になっています。
ビジョンは、「仕事をラクに。オモシロく。」ということで、より高い生産性を実現できるように、定常的な仕事だったり、単純な仕事を、効率的にシステムが実現していって、よりユーザーが高い生産性の出せる仕事に集中できるようにというところを目指していくと掲げています。
会社の概要について、今から20年前の2004年に、ITコンサルティング企業として創業して、リーマンショックを越えた2010年からSaaSサービスを展開してきている状況です。その頃からGoogle様、Salesforce様とは、長いパートナーとして、一緒にこのクラウドのビジネスを進めてきている状況になっています。またグループ会社として、上場前にベトナムの子会社、上場後に株式会社gambaという日報のサービスを提供している会社と、株式会社アイヴィジョンという動画の配信サービスを提供している会社の2社を買収してきている状況です。主要な事業としましてはSaaSサービスと、そちらの導入支援につながるソリューションサービス、さらにITオフショア開発サービスという3つのビジネスを提供しているところです。
沿革としては、2010年からクラウドのビジネスを始めてきていますが、この14年で様々なサービスを提供してきており、現在のところ、提供ライセンスでは118万超になってきています。2023年度には、連結営業利益で3億300万円を達成し、過去最高益を更新し続けている状況です。経営メンバーは、それぞれの分野の専門家が集まって事業を進めている状況です。
当社は3つのサービスからなっておりますが、主力はSaaSサービスになっており、前年度のものですが、SaaSサービスは91%、こちらが当社のビジネスをけん引している状況になっています。そのほかに、SaaSのサービスをご利用いただく際に、当社製品の導入をお手伝いするソリューションサービスといったところ。加えて、ベトナムで行っている当社製品の導入とは直接関連のないラボ型開発等のサービスであるITオフショア開発サービスをそれぞれ提供させていただいています。
当社のビジネスの大きな特徴ですが、SaaSのサービスを提供する上で、Google様とSalesforce様という2社のグローバルに展開しているクラウドビジネスのパートナーがいるところが、大きなポイントになっています。特にGoogle様は、プレミアパートナーという、グローバルでも非常に評価されるようなパートナーシップを長年結んでいる状況です。
当社は、SaaSの業務系サービスを提供しておりますが、その際にGoogle Workspaceという、Google様が提供されているSaaSサービスとセットで提供させていただいています。このGoogle Workspaceというサービスですが、皆さまも個人ではGmailとか、Googleカレンダーといったサービスをお使いになられたことがあるのではないかと思いますが、企業においてそういったサービスをより使いやすくするための製品を当社にて提供しております。
当社製品のラインナップですが、rakumoカレンダーというグループカレンダーのサービスに始まりまして、コンタクトというアドレス帳のサービス、さらにワークフローという電子稟議のためのサービス、掲示板サービスのrakumoボード、経費精算のサービスであるrakumoケイヒ、勤怠管理のrakumoキンタイという、Google版ではこれら6サービスを提供しています。Salesforce版も2サービス、ソーシャルスケジューラーというグループカレンダーのサービスと、rakumo Syncという、GoogleとSalesforceのカレンダーを同期するようなサービス、この2つのサービス、全体で8つのサービスを提供させていただいています。
それぞれのサービスを、非常にご購入いただきやすい単価で提供させていただいています。2024年4月1日から、一部製品の利用料金を改定していますが、引き続き魅力的な価格を目指しており、その中でお客様に継続的にご利用いただいている状況です。
当社サービスの特徴ですが、Google Workspace、あるいはSalesforceといったサービスと、非常にプロセス、データといったところで連携が取れるようになっており、今までのパッケージのサービスだと、どうしてもAというサービスでデータを入力したあとに、同じく、例えば社員情報とか、組織の情報といったものを利用する際にBというサービスで、同じ情報をそれぞれのサービスで入力しなければいけないことがあり、そういった重複入力を連携によって避けることがで、ユーザーの方には便利さと効率性というところを提供させていただいております。重複入力がないところで、ミスの低減にも寄与し、正確なデータを非常に入れやすいところも大きな特徴になっており、こういったところをユーザーの皆様からもご評価いただいています。
rakumo:個人投資家向けオンライン説明会文字起こしVol.2に続く
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