*11:24JST ソラコム:Forbes JAPANにて「スイングバイIPO」の成功例 ソラコム<147a>は、Forbes JAPANの2024年8月号「日本版スタートアップ・エコシステム起業家たちの10年の軌跡」にて、大企業の参加で成長をしながら上場を目指す「スイングバイIPO」の成功例として採り上げられ、代表取締役社長CEOの玉川氏へのインタビュー記事が掲載されている。

なお、同社はIoT プラットフォーム「SORACOM」の開発・提供を行う。顧客企業が IoT を導入・運用する際に直面する共通課題を解決する IoT プラットフォーム「SORACOM」を提供している。顧客企業は、同社プラットフォームを利用することで、迅速かつ効率的に IoT サービスを立ち上げることが可能となる。株主にはKDDI、セコム、ソニーグループ、日立製作所など大企業が名を連ねている。

IoT サービスを始める顧客企業に向けて包括的なサービス、具体的には、IoT デバイスや IoT に必要な通信回線、データ保存や可視化アプリケーション、ネットワークサービス等をプラットフォームサービスとして提供している。顧客企業は、同社グループが Web 上で提供するIoT ストアから、IoT SIM やデバイスを 1個単位で購入し、すぐにサービスを利用開始できる。SIM やデバイス等の商品販売、IoT 導入プロジェクトのコンサルティングサービス等を「インクリメンタル収益」、通信サービスやプラットフォームサービスを「リカーリング収益」と呼称している。モバイル・コアは、モバイル通信の基幹システムで、端末の制御、加入者情報管理、通信経路設定等を行うものだが、従来は交換機やサーバーをハードウェアで構築していたため設備投資負担が大きいものだった。同社グループは、パブリック・クラウド上にソフトウェアベースで独自のモバイル・コアを構築し、コスト競争力と高い拡張性を実現している。このモバイル・コアに関連する特許も 70 以上有し、同社プラットフォームの技術的優位性の源泉となっている。

25年3月期の売上高は前期比25%増の9,912百万円、営業利益は同27.2%増の925百万円を計画している。中長期的に安定したリカーリング成長に加え、グローバル + 大型案件 + 戦略案件により力強い成長が期待される。長期的なマージン・ターゲットについてはリカーリング収益比率の上昇による売上総利益率の向上とオペレーティング・レバレッジによる販管費率の最適化により、営業利益率30%超(Non-GAAP)を目指す方針。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ソラコム:Forbes JAPANにて「スイングバイIPO」の成功例