(2) 共通課題解決 「共通課題解決」のサービス領域では、JR西日本グループでの「マイグル」活用が引き続き堅調であり、大型商業施設のキャンペーンツールとしての採用が拡大している。また、店舗単独のキャンペーンだけでなく、全国の施設を対象とするキャンペーンも実施され、多様な施策に活用されている。直近では、JR西日本の観光ナビアプリ「tabiwa by WESTER」に導入され、山陰地方でのデジタルスタンプラリーなどに活用されている。JR西日本では「データ」「個客」起点で多様なサービスを生み出し、24時間365日顧客とつながるサービスを推進している。「マイグル」は、2021年より移動生活ナビアプリ「WESTER」に導入され、2023年4月に開始した「WESTERポイント」の会員獲得促進など、既に150件以上のキャンペーンに活用されている。「WESTER」はサービス開始から1年で会員数が750万人を突破しており、「マイグル」を活用した継続的なキャンペーンが会員増加に貢献したことが「taiwa by WESTER」の導入に際して評価された。「マイグル」における従来の成長戦略「スーパーアプリへの組込み」についても引き続き推進する方針である。
また、JR東海グループの「TOKAI STATION POINT」アプリとも連携しており、「マイグル」を活用したキャンペーンへシームレスに参加することが可能である。同アプリは、JR東海グループの駅商業施設で使える共通ポイントサービスであり、「マイグル」を活用したアプリ内スタンプラリーにより、TOKAI STATION POINT会員の購買・移動の体験価値を向上させつつ、商業施設内・施設間の回遊促進や鉄道移動需要の創出を図ることができる点が評価されている。TOKAI STATION POINTアプリで「マイグル」を活用した初のキャンペーンとして、33施設を対象とした「来店スタンプキャンペーン」が実施された。今後も既存モデルの「横展開」の実現や、さらなる発展を目指し積極的に推進する。