1. 2024年3月期は大幅増収増益で過去最高 2024年3月期の連結業績は売上高が前期比11.5%増の25,481百万円、営業利益が同76.9%増の2,115百万円、経常利益が同76.5%増の2,140百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同106.4%増の1,387百万円で、大幅増収増益だった。全セグメントが大幅に伸長し、人的資本投資による人件費増加やM&A関連費用などを吸収して過去最高業績だった。システム開発事業は同49.2%増益でセグメント利益率が同3.6ポイント上昇、サポート&サービス事業は同21.0%増益でセグメント利益率が同0.8ポイント上昇した。パーキングシステム事業は同57.1%増益でセグメント利益率同が5.4ポイント上昇し、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)前を上回る水準に上昇した。コロナ禍に伴う行動制限が解除されたことで駐輪場利用が想定以上に回復したことに加え、価格改定や業務効率化などBPR(Business Process Re-engineering=業務改革)の成果も寄与して収益性が大幅に上昇した。この結果、同社の営業利益率は同3.1ポイント上昇して8.3%となった。