*16:29JST サンフロ不動産 Research Memo(9):修正予想からさらに2.0円増配し、1株当たり58.0円の配当 ■サンフロンティア不動産<8934>の株主還元策

同社グループでは、株主還元の基本方針として、「長期的かつ安定的な利益還元に努める」「将来の成長に向けて積極果敢に挑戦する投資資金を確保する」「財務基盤の安定性を維持する」を掲げている。2024年3月期の年間配当は前期比10.0円増の1株当たり58.0円(配当性向23.6%)。期末配当は、2024年2月の修正予想からさらに2.0円増配し、2023年5月の期初予想から6.0円増(記念配当2円含む)となった。同社は2024年4月8日に創立25周年を迎えたが、同額維持となった2021年3月期を挟んで11期増配を継続しており、収益成長による企業価値の向上と株主に報いる方針が読み取れる。2025年3月期は前期比8.0円増の1株当たり66.0円(配当性向22.9%)を予定しており、今後も継続的に配当額を増やし、株主に長期的かつ安定的に応えていく姿勢が明確である。また、直近の1株当たり当期純利益は2022年3月期152.26円、2023年3月期238.98円、2024年3月期245.5円と右肩上がりであり、次期中期経営計画ではさらなる成長方針を打ち出している。安定配当を継続していることからも、中長期的な株価向上に対する蓋然性も高いと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 サンフロ不動産 Research Memo(9):修正予想からさらに2.0円増配し、1株当たり58.0円の配当