*15:21JST 新興市場銘柄ダイジェスト:キャスターは一時ストップ高、エーアイがストップ高 <5759> 日本電解 966 -130
大幅に5日続落。24年3月期決算短信の継続企業の前提に関する事項について、注記を追記すると発表している。15日の開示では「継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断している」としていたが、会計監査人と協議した結果、借入金残高の水準の高さを踏まえて「資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があるため、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識している」に訂正した。

<7157> ライフネット 1416 +43
大幅に4日ぶり反発。投資顧問業のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントがライフネット生命保険株の保有割合を20.74%(1664万7400株。前回19.71%)に拡大させたことが5%ルールに基づく変更報告書で明らかになり、買い手掛かりとなっている。報告義務発生日は17日で、保有目的は純投資(うち1664万7300株については、投資一任契約に基づく顧客資産運用)となっている。

<4417> グローバルセキュ 5110 +100
大幅に反発。従来未定としていた25年3月期の期末配当予想を41.71円(前期末実績は26.21円)と発表している。年間配当予想も41.71円となる。24年3月期に配当性向25%としたことを踏まえ、さらなる利益還元の充実と株主価値の向上を図るため、25年3月期の配当性向を30%とした。業績が予想を上回った場合は配当性向30%を維持し、配当金額を増加させる方針としている。

<4563> アンジェス 47 +1
大幅高。早老症治療薬「ゾキンヴィ」(希少疾病医薬品)の発売日を27日に決定したと発表している。4月17日に薬価基準に収載されていた。ゾキンヴィは、早老症のうちハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群(HGPS)及びプロセシング不全性のプロジェロイド・ラミノパチー(PL)の治療薬。米国で20年11月に承認を得て販売され、欧州や英国でも承認されている。アンジェスは日本での独占販売権を取得している。

<4388> エーアイ 861 +150
ストップ高。生成AIと連携して高速に発話開始を可能にする音声合成ソリューション「入力ストリーミング音声合成API」を新たに開発し、miibo(東京都渋谷区)の会話型AI構築プラットフォームに採用されたと発表している。同ソリューションは、生成AIのストリーミング出力(生成文章をトークン毎に順次返答する形式)に対応して順次テキストトークンを音声合成APIへ入力できる。24年上期に販売を開始する予定。

<9331> キャスター 1446 +226
一時ストップ高。パーソナル人工知能などを研究開発するオルツ(東京都港区)と生成AIを活用したプロダクト開発及びサービス運用を主な内容とする合弁事業で基本合意書を締結すると発表している。出資比率はキャスターが100%で、設立年月日は9月1日の予定。キャスターのフルリモートワークを前提としたプロダクト開発に関する知見とオルツが持つAI要素技術を組み合わせ、人手不足などに対応した事業を展開する。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:キャスターは一時ストップ高、エーアイがストップ高