また、2012年からはクラウド対応についても急ピッチで強化してきた。AWS(Amazon Web Services)でのシステムインテグレーションやシステム開発などの実績が非常に豊富であるとして「APNアドバンストコンサルティングパートナー」に認定されており、現在は大手金融機関や製薬企業など40社以上をサポートしている。なお、クラウド化の加速はITベンダーにとって既存ビジネスの縮小につながる面も持つが、同社はそのマイナス影響は小さいとしている。
なお、「長崎BPOセンター」では2020年4月から医薬系ITサービスの提供を、同年9月からは金融機関向けシステム開発サービスの提供を開始している。また、「長崎NBCオフィス」では人事給与BPOサービスの提供に加え、「HCTech AI Lab長崎」として先端技術の研究・開発とIT活用のためのファシリテーション等の機能も担い、長崎の地域課題解決と地方創生に貢献する取り組みを進めている。同社にとって長崎の事業拠点は、単なるBPOセンターを超えた国内IT事業の重要なニアショア拠点へと発展している。