And Doホールディングス<3457>は2022年3月、一層の成長と発展による企業価値向上を目指し、2025年6月期を最終年度とする3ヶ年中期経営計画を策定した。これまで積極投資を行ってきたフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業に加え、不動産売買事業を成長強化事業として位置付け、(1) 成長強化事業のさらなる拡大、(2) 「不動産×金融」サービスの深化、(3) 高収益体質化の促進を成長戦略とした。数値目標としては、2025年6月期に売上高518.1億円、営業利益41.7億円、経常利益40.0億円、経常利益率7.7%、親会社株主に帰属する当期純利益26.4億円を掲げている。
a) フランチャイズ事業 売買仲介店舗数1位の実績を基盤に、首都圏を中心に開発を強化することで、2025年6月期に売上高41.8億円(2022年6月期比23.4%増)、営業利益29.0億円(同26.0%増)、累計加盟店舗数865店舗(2022年6月期末比182店舗増)を目指す。
b) ハウス・リースバック事業 人員及び広告費を投下し、加速度的に事業を拡大することで、2025年6月期に売上高214.2億円(2022年6月期比47.4%増)、営業利益28.3億円(同64.8%増)、年間仕入契約数1,440件(2022年6月期比350件増)を目指す。また、月間仕入契約件数については、2025年6月期までに150件ペースに拡大する方針だ。2024年6月期第2四半期においては不動産売買事業とのバランスを見つつ、仕入れを行っていたものの、今後は同事業とのバランスを考慮しつつ、仕入れの加速時期を判断する。
c) 金融事業 引き続き、リバースモーゲージ保証事業に注力する。提携金融機関の新規開拓に注力するほか、既存の提携金融機関と新規顧客開拓を推進することで、2025年6月期に売上高14.1億円(2022年6月期比83.8%増)、営業利益6.0億円(同338.0%増)、リバースモーゲージ累計保証残高506億円(2022年6月期末比474.7%増)を目指す。また、提携金融機関数については、2025年6月期までに100行に拡大する方針だ。