(3) 事業別売上計画 a) 金融ソリューション事業 売上高を2023年12月期の2,805百万円から2026年12月期には1.6倍の4,500百万円、年平均成長率で17.1%を目指す。Web3.0※の本格到来を見据え、暗号資産・デジタル証券・DeFi・NFT等の新たなテクノロジーへ積極投資し、次世代金融領域のフロンティア・カンパニーを目指す。施策としては、既存顧客の深耕や新規顧客の開拓を着実に行い、インターネット証券取引システム領域でのシェア拡大を図るとともに、次世代金融領域(暗号資産・デジタル証券・DeFi・NFT等)でのビジネス開拓を進める。
※1 STO(Security Token Offering)とは、デジタル証券(Security Token)を活用した資金調達手段を指す。 ※2 CFD(Contract For Difference)とは、差金決済取引のことで株価指数や商品、為替、株式など投資対象は幅広い。
b) FXシステム事業 2026年12月期の売上高は320百万円と、2023年12月期の184百万円から1.7倍、年平均成長率で20.2%を目指す。モデルユーザーに提供したプロトタイプを製品化し他社に横展開することでライセンス・保守収入を獲得、高利益率を維持しながら売上成長を目指す戦略だ。また、モデルユーザーの対象企業数を増やし、様々なニーズを収集しブラッシュアップすることで、製品の高付加価値化を図り競争力を高める。営業方針としては、顧客満足度の向上を図るとともに、新規顧客の開拓にも注力していくこととしている。
c) セキュリティ診断事業 2026年12月期に売上高80百万円と、2023年12月期の25百万円から3.2倍、年平均成長率で46.6%を目指す。2024年1月に新たな脆弱性診断サービスをリリースする等、サービスラインアップの拡充を図るとともに、デジタルコマース事業でセキュリティ診断サービスも合わせて提案営業を行うことで契約件数の拡大を目指す。