1. 2023年12月期の業績概要 2023年12月期の連結業績は、売上高で前期比10.2%増の15,889百万円と2期ぶりに過去最高を更新した一方で、営業損失208百万円(前期は572百万円の損失)を計上した。半導体不足の解消に伴いハードウェア製品の需給が緩和したことで、Red Hat, Inc.関連商品※1や「LifeKeeper」が増収に転じたほか、API※2ソリューションや証券系業務システムなどのシステム開発・構築支援、「Gluegentシリーズ」などが順調に拡大したことが増収要因となった。利益面では、新製品・サービスへの先行投資や人件費の負担により2期連続で損失を計上したが、増収効果によって損失額は縮小した。
※1 オープンソースソフトウェア&サービス・プロバイダーの大手であるRed Hat, Inc.が開発するオープンソースの製品。 ※2 異なるソフトウェアやアプリケーション間で情報・機能を共有するための仕組み。