海外子会社のうち、米国のLACTO USA INC.(以下、ラクト・アメリカ)、オーストラリアのLACTO OCEANIA PTY. LTD.(以下、ラクト・オセアニア)、オランダのLACTO EUROPE B.V.(以下、ラクト・ヨーロッパ)の3社は、生乳生産地域における乳原料・チーズの調達拠点である。ラクト・アメリカは、乳原料・チーズ、食肉の日本及びアジア地域向けの輸出事業を行う。ラクト・オセアニア、ラクト・ヨーロッパは、オセアニア地域及び欧州の仕入先との情報交換を通じて乳原料・チーズ事業に有益な情報の収集や価格交渉、さらには新規仕入先の開拓など、主に同社グループの乳原料・チーズ部門のサポートの役割を担っている。
アジア市場においては、拡大する乳製品市場の開拓が成長ドライバーである。シンガポールにおいて乳原料の卸売及びチーズの製造販売を行うLACTO ASIA PTE.LTD.(以下、ラクト・アジア)を中核企業として、マレーシアにLACTO ASIA (M) SDN. BHD.(以下、ラクト・マレーシア)、タイにFOODTECH PRODUCTS (THAILAND) CO.,LTD.(以下、FTT社)、中国にLACTO SHANGHAI CO.,LTD.(以下、ラクト上海)、インドネシアにPT. LACTO TRADING INDONESIA(以下、LTI社)、フィリピンにLACTO PHILIPPINES INC.(以下、ラクト・フィリピン)の5つの子会社、並びにインドネシア現地資本との50%合弁で設立した関連会社PT. PACIFIC LACTO JAYA(以下、PLJ社)を設立し、事業を展開している。各子会社、関連会社は、海外から仕入れた乳原料・チーズを、各子会社のある国及びその周辺国において日系及び現地食品メーカーなどに販売している。なお、ラクト・アジア、FTT社、PLJ社は自社工場でチーズ製品の開発・製造販売も手掛ける。