事業別の業績は、ITソリューション事業の売上高が8,331百万円(前期比0.5%増)、売上総利益が1,758百万円(同3.2%減)となった。情報・通信メディア、製造からの引き合いが好調だったことなどにより、ソフトウェアソリューションの売上高が3,882百万円(前期比9.2%増)、売上総利益が939百万円(同6.0%増)と好調だった。一方で、電力・ガス・水道・鉄道、情報・通信・メディアからの引き合いが減少したことなどを受け、インフラソリューションの売上高は4,448百万円(同6.0%減)、売上総利益は819百万円(同12.0%減)と減収減益となった。加えて、企画提案型ソリューションの立ち上げなどに伴う各種先行投資も、ITソリューション事業全体の利益に影響した。ITサービス事業の売上高は、231百万円(同15.1%増)、売上総利益は56百万円(同115.3%増)だった。「チケット for LINE Hybrid」の導入企業数とチケット販売数が順調に拡大したことや、連結子会社であるフィートの多言語音声翻訳サービスが好調だったことなどが業績拡大に寄与した。「チケット for LINE Hybrid」に関しては、顧客層を自治体から一般企業へと積極的に拡大させていること、カスタマーサクセスを強化し導入企業の利用率を上昇させること、などの事業戦略が売上拡大に結実した。