(2) 航空機リース事業 航空機リース事業の事業収入は前年同期比109.4%増の2,188百万円、セグメント利益は同258.6%増の606百万円と大幅増となった。同事業は子会社のDynam Aviation Ireland Limited(ダイナムアビエーション)で運営しており、流動性が高く需要も安定して見込まれるナローボディ機(AIRBUS(以下、エアバス)のA320シリーズやThe Boeing Company(以下、ボーイング)のB737シリーズ等)に絞ってリース事業を展開するほか、2024年3月期中間期より航空機リース管理サービスの提供も開始した。
主な増収要因は、新たにセール・アンド・リースバック取引により3機の航空機を購入、リースを開始したことによるもので、リース機は前年同期の4機から9機(前期末比3機増)に増加した。2023年7月にインドのLCCであるIndiGo(インディゴ)に2機、9月にハンガリーのLCCであるWizz Air Hungary Ltd.(以下、ウィズエアー)に1機の引き渡しを完了した。また、新たに開始した航空機リース管理サービスでは、他法人が保有する航空機4機の管理サービスを受託した。事業費用は主に航空機の新規購入に伴う減価償却費の増加(559百万円増)により同97.6%増の1,322百万円となった。