医療システム事業の売上収益は同8.6%増の43.58億円、営業利益は同33.4%減の4.98億円となった。新生PSPの医療情報クラウドサービス「NOBORI」の順調な受注が継続し、累積契約施設数は増加している。加えて、既存ユーザのサービス契約更新も取りこぼすことなく受注している。一方で、一般生活者をターゲットとしたPHR(Personal Health Record)サービスの開発や、医療機関、AIベンチャー・外部企業との連携による共同開発等の新規事業への先行投資を継続し、順調に成果を上げている。新生PSP全体の業績は、計画値に対して売上収益、営業利益ともに順調に推移している。営業利益水準については、前々年度末に前年度夏期賞与の引当不足を費用計上した結果として、前年度第1四半期の営業利益が引き上げられたことの反動減がある他、人事制度統一に伴う有給休暇などの費用計上は期初計画には織り込み済みとなっている。