a) VADビジネスの伸長 「VADビジネスの伸長」としては、新規セキュリティ商材の継続的取り扱い、効率的な販売体制のさらなる強化、着実なサポートサービス(ストック収入)の積み上げを推進する。売上高目標としては、2021年12月期の52.6億円から、2024年12月期には83.5億円(年平均成長率16.7%)を掲げている。
b) システムインテグレーションビジネスの強化 「システムインテグレーションビジネスの強化」としては、コンサルタント・営業・技術人員の増強加速、西日本等のエリア開拓、クラウド・DX・AIなどの領域拡大、案件の大型化などを推進する。売上高目標としては、2021年12月期の61.6億円から、2024年12月期には75.9億円(年平均成長率7.2%)を掲げている。
新たな取り組みとしては、2023年1月に、システムインテグレーション事業の活性化及び最適化を目的に、ジェイシーテクノロジーがジェイズ・コミュニケーションからシステムインテグレーション事業を承継するとともに、ジェイズ・テクノロジーへ商号変更し、新体制となって始動している。ジェイシーテクノロジーでは従来は若手エンジニアの採用・教育を行っていたが、ジェイズ・テクノロジーへの改編に伴い採用するエンジニアを若手から経験者中心にし、エンジニアのスキルアップを図り、先進 IT ソリューションと高度な技術力を顧客の希望に合わせて提供するサービスの展開を目指す。2023年4月には、顧客のDX推進を強力に支援するため、東京と福岡にDXセンターを開設し、DX推進をサポートする「情シス」業務トータルソリューションを実現するサービス「Kaetec」(カエテク)の提供を強化するとともに、DXセンターの稼働にあわせ、10名の技術者を採用している。今後、別の地域へのDXセンター増設も計画している。
c) 自社開発ビジネスの拡大 「自社開発ビジネスの拡大」としては、自治体情報システム強靭化案件の獲得、医療機関・金融機関・製造業等の民需展開、販売パートナーの拡充や協業加速、新シリーズやクラウドバージョンの開発、クラウドサービスの提供、開発部隊の増強を推進する。売上高目標としては、2021年12月期の6.0億円から、2024年12月期に13.8億円(年平均成長率31.6%)と、ビジネス別で最も高い成長率を掲げている。