当年度の売上高の状況については、「クラッシュフィーバー」は前年度比で増収と好調に推移し、「ジャンプチ ヒーローズ」は堅調に推移した。また第3四半期においてコンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に関する契約変更を実施したことに伴い開発費用の同社負担が減少し、売上高が増加したこと、同じく契約変更に伴い開発開始から第2四半期累計期間までの開発費用精算を実施したことによる売上高の増加もあったことで、会社全体では前年度比で増収となった。MAU(Monthly Active User)の状況については、「クラッシュフィーバー」は周年イベントやコラボイベント等が奏功し堅調に推移し、「ジャンプチ ヒーローズ」は日本版周年キャンペーンの開催により大幅に増加、その後に反動減は見られるものの堅調に推移している。「アリスフィクション」は期初の計画を下回る結果となった。営業利益、経常利益については、中長期的な収益の拡大に向け、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトルの開発にも前年度に引き続き取り組んでいる一方で、期初より継続して取り組んでいる既存タイトルの運営体制の見直し、最適化による外注費等の運営費削減の効果や全社的な費用削減効果により、前年度比で費用が減少し、またコンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に関する契約変更に伴う過去開発費用の精算を実施したことにより黒字となった。