a) 情報サービス事業 情報サービス事業は、「SI・ソフト開発(Google事業含む)」「情報処理サービス(BPO)」「商品及び製品販売」の3つのサブセグメントに分けられる。このうちSI・ソフト開発は、顧客の注文に応じて業務システムやネットワークの構築、ソフトウェア開発等を行うのが主要業務であり、フロー型ビジネスに分類されるが、SI・ソフト開発の分野に含まれ同社が近年力を入れているクラウド関連サービスは、ストック型ビジネスの性格を有している。また、システム構築に際しては、コンピュータ端末やネットワーク機器の販売なども取り扱うことがあり、その売上高は商品及び製品販売として計上される。さらに、オートオークション(中古車販売オークション)向けシステム開発なども手掛けている。
同社のクラウド関連サービスのなかにはデジタルサイネージなど様々なものが含まれるが、Google関連サービスの売上高が多くを占めている。法人、教育機関向けのメールやカレンダーといったグループウェアをはじめ、データ分析や企業内ポータルサイトなど様々なGoogleソリューションを提供している。そしてGIGAスクール構想を支援し、教室での学びを支援する教育リソースである「Google for Education」を活用した遠隔学習支援プログラムに参加している。足元ではGIGAスクール構想に一巡した感が見られるものの、「Google Workspace」は引き続き好調である。
b) 収納代行サービス事業 2022年12月期に、収納代行サービス事業について再定義した。従来の「払込票決済サービス、口座振替サービス」「ペーパーレス決済サービス」「送金サービス」「収納代行窓口サービス」「払込票決済サービス」から、「収納・集金代行サービス」「オンライン決済サービス」「送金サービス」「収納代行周辺サービス」「その他の収益」とした。