同社グループは、独自に保有する基盤コア技術をベースに、システムマネージ、クラウドマネージ、IoT、IIoT分野に加え、あらゆる物質や細胞にまでつながるIoE(Internet of Everything)、そして人間の能力を拡張させるIoA(Internet of Abilities)分野における研究開発、ビジネスデザイン及びプロジェクトを、グローバル規模で着実に進めている。
昨今、IoT市場では、製造機器のサブスクリプションといえるEaaS(Equipment as a service)が注目を集めており、大量生産・大量出荷型モデルからの転換が起こり始めている。このEaaSは、同社がかねてより予測し、志向し続けたIoTビジネスのあり方そのものであり、IoTエンジン「NEQTO」をベースにEaaSを支えるNo.1コアエンジン(IoTソフトウエア)のライセンス及びOEM提供を目指してきたところである。その取り組みを強化すべく、米国の電子制御メーカーHoneywellグループのTridium社が開催する「ナイアガラフォーラム2023」へ参画・出展し、戦略的なプロモーションを行い、その第1弾として 、米国MLBチームであるサンディエゴ・パドレスの本拠地であるPetco ParkにIoT技術を活用したデジタルサイネージを設置してスタジアムの運営を一元化するプロジェクトを進めるなど、新規プロジェクトが実行フェーズに入っている。また、各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」は、データコントロール事業に密接に関連し、重要な社会インフラとなっているクラウド環境における企業ニーズを背景に、前年同期と比較して取引総額が5.57億円(前年同期比75.0%増)拡大した。今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた先行投資の金額は過去最高を更新し、前年同期と比較し約0.28億円増加となった。