a) MSPサービス:市場拡大+シェアアップで拡大を目指す 同社が提供するMSPサービスの対象となるクラウド型無線LAN機器市場において、同社によればシェアは9%と推定されている。さらに今後、無線LAN機器は、ハイブリッドワークによるオフィス改装、Wi-Fi6による高速化需要で、クラウド型への置き換えが一段と進むと予想され、同社では市場規模は2025年3月期には180,000台になると推定している。このようななかで、同社は市場シェアを現在の9%から15%へアップすることを目指しており、2025年3月期末のライセンス数を27,000、同期間のMSPサービスの売上高1,200百万円を目指している。
a) 従業員持株会の加入状況 2022年4月より従業員持株会の奨励金を50%に拡充したことに加えて、「従業員持株会を活用した資産形成」をテーマとした社内説明会で勧誘を進めたことなどにより、従業員持株会への加入率は2021年4月の53.9%から2023年3月末には79.6%へ上昇した。また拠出額も同期間に3.1倍となった。
b) 従業員への還元:「プライム市場上場維持基準への適合祝い金」の支給 当初の計画より2年前倒しで基準を達成したことに対し、一人ひとりの頑張りに感謝し、さらにモチベーションを高め、中期経営計画を達成することを目指し、従業員に対して祝い金を支給した。中期経営計画のインセンティブの設計を見直し、ROE等の予算達成に応じて、 1年ごとに支給する予定である。
c) 採用・ベースアップ・リスキリング リファラル採用制度による入社が増加した。若手社員のベースアップを実施(大卒初任給は約3%増)。また動画教材サービスの受講率は90%に達した。ネットワークエンジニア育成プログラムを中心に受講者が多く、リスキリングの定着が進んでいる。