さらに、顧客からの料金徴収方法も特徴の1つだ。「O-PLUX」は月額料金と審査件数毎に料金を徴収する従量課金制度の2段構成で収益を上げている。月額料金で安定した収益を確保しながら、EC取引が活発になればなるほど従量課金による収益が拡大する仕組みである。今後は、顧客の拡大に伴う月額料金の増加に加え、EC取引拡大による審査料金の急伸も期待できると弊社では考えている。加えて同社は、パートナー・アライアンス企業の拡大にも積極的で、顧客のサービス導入障壁の解消に努めている。GMOメイクショップ(株)のGMOクラウドEC、(株)イーシーキューブのEC-CUBEをはじめとするECパッケージ・ショッピングカート事業者と連携することにより、これらのサービスを利用してECサイトを構築する事業者が簡単に同社のEC不正検知サービスを利用できる体制を整えている。こうした特徴と企業努力により、(株)アニメイト、NECパーソナルコンピュータ(株)、(株)ラコステジャパン、(同)DMM.comなど数多くの企業への導入実績を誇っている状況だ。最近では、業界特化型の「O-PLUX forトラベル」「O-PLUX forチケット」「O-PLUX for Webサービス」なども市場に投入し、さらなる顧客層の拡大に努めている。