b) 石英坩堝 2023年3月期の売上高は前期比85.3%増、2024年3月期も前期比311.2%増の見通し。太陽電池市場の導入量拡大、及びウェーハサイズの大口径化に対応した石英坩堝の大口径化のトレンドが顕著となり、銀川工場での生産能力増強投資を推進中。2026年3月期には、2023年3月期実績比で、約8.9倍の売上規模を目標としている。 同社の調べでは、太陽電池ウェーハサイズ別市場シェアは、2021年には210mm以上が13.0%、182~210mmが27.0%であったが、2023年にはそれぞれ35.0%、59.0%へ上昇したもようで、この傾向は今後も続くと予想される。
c) パワー半導体基板 世界的に自動車のEV化が進むなかで、IGBTなどのパワー半導体の需要は強く、同社のパワー半導体基板の需要も当面は強いと予想される。2023年3月期は前期比136.2%増となったが、2024年3月期も前期比180.0%増の見通しで成長は持続する。これに対応して、四川省内江に新工場を竣工された。さらに東台のパワー半導体基板工場は生産能力を拡大中で2025年3月期以降も増収の見通し。