昨今、IoT市場では、製造機器のサブスクリプションといえるEaaS(Equipment as a service)が注目を集めており、大量生産・大量出荷型モデルからの転換が起こり始めている。このEaaSは、同社がかねてより予測し、志向し続けたIoTビジネスのあり方そのものであり、IoTエンジン「NEQTO」をベースにEaaSを支えるNo.1コアエンジン(IoTソフトウエア)のライセンス及びOEM提供を目指してきたところである。その取り組みを強化させるべく、米国の電子制御メーカーHoneywellグループのTridium社との提携等を契機に、新規プロジェクトが実行フェーズに入っている。また、各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」は、データコントロール事業に密接に関連し、重要な社会インフラとなっているクラウド環境における企業ニーズを背景に、前年同期と比較して取引総額が3.22億円(前年同期比92.2%増)拡大した。さらに、視覚再生プロジェクト「NEW VISION」について、動物行動解析分野におけるAI算出によるベクトルデータをベースとしたアルゴリズム・システムが日本で特許査定を受領した。今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた先行投資の金額は過去最高を更新し、前年同期と比較し約0.28億円増加となった。