1. 2022年12月期業績の概要 ASIAN STAR<8946>の2022年12月期の連結業績は、売上高が前期比2.1%減の2,490百万円、営業利益が48百万円(前期は3百万円の損失)、経常利益が前期比899.8%増の42百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が55百万円(同21百万円の損失)となり、利益化を達成した。売上高は、2021年12月期にあった1棟レジデンス販売の反動減があったものの、第4四半期に自社物件の売却を実施したことにより、前年並みで着地した。利益は、事務所の縮小や人件費等のコスト削減を実施し、利益化を達成した。セグメント別では、不動産管理事業を中核事業としながら不動産販売事業の業容拡大及び不動産仲介事業と不動産賃貸事業の収益力向上を目指す戦略のなかで、不動産販売事業が増収増益と好調となった。主幹事業である不動産管理事業も、サービスの向上及びサービスの内容拡大に努め、前期比で増収増益を達成した。不動産賃貸事業は減収増益、不動産仲介事業は減収減益となった。2022年3月から続く中国政府によるロックダウンの影響を受けた。同政策は、2022年6月に解除され、足元では事業環境が好転している。2023年12月期は、事業環境の回復に伴い仲介件数を増加することを目指す。