3. 中期成長見通し 同社は中期目標として、2025年7月期に売上高40億円突破を掲げている。2024年7月期以降は3サービスすべてで売上を拡大し、年率15%増と成長を加速していく考えだ。けん引役となるのはテクノロジーソリューションサービスで、特にマンガビューアの高成長を見込んでいる。「GigaViewer」はWeb版の導入を中心に進め、2023年2月末時点で15社21メディア(Web版「GigaViewer for Web 」20メディア、アプリ版「GigaViewer for Apps 」1メディア)に導入されるなど好調に推移している。同社はWeb版導入メディアへのアプリ版導入や、アプリ版の機能拡充(ポイント、課金機能等)を推進することで、2024年7月期以降の課金・広告出稿代理(レベニューシェア)の拡大を目指している。一方、低迷が続いているコンテンツプラットフォームサービスは、「はてなブログ」で良質なコンテンツを増やし、書き手の収益化を支援する新たなサービスの導入について検討を進めている。コンテンツマーケティングサービスでは、運用件数の拡大とメディア当たり売上単価の向上のほか、SNS公式アカウントの運用支援などに領域を拡げていく。これらの戦略を推進することで2024年7月期以降は売上成長率が加速し、営業利益率も上昇に転じるものと弊社では予想している。