*14:38JST プログリット Research Memo(8):当面は財務強化と継続的な事業拡大を目指し成長投資を行う ■プログリット<9560>の株主還元策

株主への利益還元について重要な経営課題と認識しているものの、現在は成長過程にあると認識しており、配当は実施ておらず、当面は事業上獲得した内部留保資金については事業拡大のための成長、投資に充当することを優先する。早期に収益化を拡大して企業価値の向上を図ることが株主還元となると考えているためだ。配当は拡大戦略に備えた内部留保の充実等を総合的に勘案したうえで、業績の動向を踏まえ検討する。



■SDGs(持続可能な開発目標)の取り組み

同社では主に「組織体制」「環境」の在り方を通じて、SDGs経営を推進している。「組織体制」は社員の74%が女性を雇用しており、管理職の47%が女性のため、女性が働きやすい制度の構築など、社員の働く環境の改善に向けて取り組んでいく。また、社員がより安心して長期的なキャリアを築くことができるよう、英語コンサルタントを原則正社員で雇用している。「環境」に関しては英語学習に必要なほぼ全ての教材をアプリ化した。また、会議資料や稟議など社内文書の電子化を進め、紙の消費量削減に取り組み、環境負荷を低減する活動を行っている。

他にも、日本という視点ではなく、世界の視点を学生時代から持つことが有効であると考え、「Ritsumeikan-Global Athlete Program」をスタートして、将来日本のスポーツ界を背負うグローバルアスリートの育成を手助けしている。創業時の思いから派生した取り組みとなり、立命館大学とアシックスと連携業務の取り組みを開始している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 石灰達夫)

<NS>
情報提供元: FISCO
記事名:「 プログリット Research Memo(8):当面は財務強化と継続的な事業拡大を目指し成長投資を行う