SBテクノロジー<4726>は25日、2023年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.3%増の482.31億円、営業利益が同3.2%減の35.41億円、経常利益が同3.7%減の34.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.6%減の21.08億円となった。なお、売上高は第3四半期として過去最高となった。

通信関連は、ベンダーマネジメント案件を高付加価値な領域にシフトしたことにより減収となったが、効率化が進み利益率が改善したため増益となった。
エンタープライズ関連は、製造業向けクラウド開発案件が増加したほか、自社サービスのマネージドセキュリティサービス(MSS)が順調に進捗したことで増収増益となった。
公共関連は、農林水産省向けの電子申請基盤の追加開発及び運用案件やデジタル地図案件、次期自治体情報セキュリティクラウドの運用が開始し増収となった。また、次期自治体情報セキュリティクラウドに関する障害対応コストや中央省庁へ横展開する活動費が発生したものの増益となった。
個人関連は、ECサイト運営代行において、ノートンライフロック(米国)との契約変更の影響により減収減益となった。

また、同日、2023年3月期通期の連結業績予想について修正を発表した。売上高は期初予想の700億円から670億円へと修正し前期比1.2%増の見込み、利益ベースでは予想を据え置いている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 SBテクノロジー---3Q売上高は過去最高も通期予想を下方修正、利益率改善が進み営業利益以下は期初計画達成見込み