横浜冷凍<2874>は28日、食品業界における「卸センターにおける納品事業者の待機時間削減」という社会問題解決に向けた、パレチゼーションによる低温物流の効率化が評価され、日本アクセス(東京都品川区)とともに、経済産業省および国土交通省が実施する「物流パートナーシップ優良事業者表彰」で「物流構造改革表彰」を受賞したことを発表した。

低温物流業界では手作業による長時間作業が一般化しており、長時間の積卸しに起因した車両の長時間待機が課題となっている。同社は、低温物流業界の改善策として一貫パレチゼーションを推進するよう、加須第二物流センターに日本アクセスと共同で「フローズンマザーセンター」を設置し、関東エリア内の仕入機能を集約。生産・販売計画を共有し、調達から納品に至る物流をパレット単位・車両単位での発注に置き換え、一貫パレチゼーション化を促すことで、積込・納品業務の効率化(トラック待機時間削減9,184時間/年)とそれに伴うCO2の削減(35.7t- CO2/年「10%削減」)を実現している。

同社では、今後、物流パートナーシップの強化とフローズンマザーセンターのエリア拡大を図り、低温物流における効率化とサービスの向上に努めるとしている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ヨコレイ---物流パートナーシップ優良事業所表彰において物流構造改革表彰を受賞