■コニシ<4956>の業績動向

2. 2023年3月期第2四半期のセグメント別状況
(1) ボンド
セグメント売上高は33,196百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益は1,778百万円(同21.0%減)となった。主要分野(住宅・産業・建築補修)での需要が回復し増収となったが、原材料コストの上昇で利益は減益となった。

a) コニシ一般家庭用:売上高3,002百万円(前年同期比0.1%増)
ホームセンター、コンビニエンスストア向けは堅調であったが、その他が伸び悩み全体ではほぼ前年同期並みとなった。まだ製品値上げは浸透しておらず、下期にずれ込んだ。

b) コニシ住宅関連用:売上高10,475百万円(同8.3%増)
新設住宅着工数やリフォーム市場は必ずしも堅調ではなかったが、内装施工用、内装建材用接着剤が販売価格改善により増加した。

c) コニシ産業資材用:売上高3,920百万円(同8.6%増)
紙関連用の水性接着剤や自動車、電子・電機用接着剤が堅調に推移した。

d) コニシテープ:売上高1,665百万円(同8.0%増)
住宅関連用、産業資材用テープが好調に推移した。

e) コニシ建設用:売上高6,329百万円(同13.4%増)
建築物の補修・改修用途に使用する補修材や建築用シーリング材の数量が増加し、売上高も増加した。

f) コニシ土木用:売上高1,230百万円(同11.7%増)
コンクリートなどの剥落防止に使用する表面保護用材料が順調に推移した。

g) サンライズ:売上高4,520百万円(同13.2%増)
住宅用シーリング材が好調に推移し、売上高が増加した。

h) ウォールボンド工業:売上高1,356百万円(同3.5%増)
壁装用接着剤が堅調に推移した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 コニシ Research Memo(4):ボンドと工事事業は減益も、化成品は増益