■ドラフト<5070>の株主還元策

利益配分については、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当を継続して実施していくことを基本方針とする。2022年2月に2022年12月期の連結業績予想を下方修正したが、2022年12月期第3四半期末時点で1株当たり5.0円の配当に変更はない。

また、同社グループでは中長期的な株式保有推進を目的として株主優待制度が設けられている。毎年12月末日の株主名簿に記載・記録された保有株主を対象とし、保有株式数に応じて同社グループがデザインしたQUOカードを贈呈する。これについても配当同様、2023年12月期第3四半期末時点で変更はない。QUOカードのデザインは定期的に変更することも検討しており、同社グループのデザインを知ってもらう機会でもあると捉えている。株主優待内容としてQUOカードは個人投資家に人気があることから、同社グループ株式を中長期的に保有する株主は、増加傾向に進むであろうと弊社では見ている。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　中山博詞）

＜SI＞
情報提供元： FISCO
記事名：「 ドラフト Research Memo（9）：2022年12月期は1株当たり5.0円の配当予想 」