■SIGグループ<4386>の株主還元策

株主への利益還元については、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保資金を確保しつつ、安定した配当を継続して実施することを基本方針としている。この基本方針に基づいて2023年3月期の配当予想は前期比4円減配の年間13円(第2四半期末6円50銭、期末6円50銭)としている。なお2022年3月期の年間17円の内訳は普通配当12円+記念配当5円のため、普通配当ベースでは1円増配となる。



■ESG経営・SDGsへの取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みについては、現時点では具体的な目標や取り組みを設定していないが、今後はESG(環境、社会、コーポレート・ガバナンス)経営を意識して、具体的な目標設定や取り組みを強化する方針としている。

コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化については、コンプライアンスの遵守、業務運営の効率化及びリスク管理の徹底など、内部管理体制の強化に取り組んでいる。また、2021年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、内部監査室も新設している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 SIGG Research Memo(10):2023年3月期の配当予想は、普通配当ベースで1円増配の年間13円