学情 <2301>は12日、2022年10月期決算を発表した。売上高が前期比8.9%増の67.73億円、営業利益が同10.8%減の16.21億円、経常利益が同1.2%増の20.38億円、当期純利益が同1.0%増の13.96億円となった。

同社は、若手求職者や学生に支持される求人サイトとしてのポジションを確立するなど、「Re就活」「あさがくナビ」のWeb関連商品を強化してきた。WebセミナーやWeb面接など、採用活動におけるオンライン活用が普及・定着するなか、同社は動画コンテンツやWebメディアの拡充を図り、企業と求職者の価値あるマッチングを実現している。一方、オンライン化の反動で、リアルニーズも急回復している。直接コミュニケーションを図りたいというニーズに対応し「転職博」「インターンシップ博」などのイベントで、若手求職者・学生と企業が直接出会う機会を提供している。

就職情報事業の売上高は65.12億円(前年同期は59.64億円)となった。収益認識会計基準を適用しない場合の売上高は68.96億円(前年同期比15.6%増)となる。企業の経験者採用、とりわけ20代採用ニーズの高まりを受け、「Re就活」の売上高は13.08億円(前年同期は14.40億円)となった。収益認識会計基準を適用しない場合の売上高は、15.38億円(前年同期比6.8%増)となる。新卒学生向け就職サイト「あさがくナビ」に関しては、学生からの支持を得て、堅調に推移し、売上高は13.95億円(前年同期は14.18億円)となった。収益認識会計基準を適用しない場合の売上高は15.43億円(前年同期比8.8%増)となる。「就職博」に関しては、リアルでコミュニケーションを図る機会のニーズが急回復し、売り手市場の環境下においても来場数は前年を超えており、来場実績の優位性により売上が拡大する好循環が生まれ、売上高は19.33億円(前年同期15.35億円)となった。収益認識会計基準を適用しない場合の売上高は、19.39億円(前年同期比26.3%増)となる。

2023年10月期通期の業績予想については、売上高が前期比18.1%増の80.00億円、営業利益が同33.3%増の21.73億円、経常利益が同12.4%増の23.00億円、当期純利益が同9.8%増の15.40億円を見込んでいる。

また、同日、2022年10月期の期末配当金について、直近予想1株当たり配当金19.00円より6.00円増配の25.00円(通期での1株当たりの配当金は43.00円)とすることを発表した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 学情---22年10月期は増収、期末配当金の増配を発表