(2) 各事業の進捗 a) メガソーラー プロジェクト1件の売却により、2022年9月末のプロジェクト数は13件(15発電所)で合計30.7MW(前期末は14件で合計33.0MW)に減少した。また、そのうち売電中のプロジェクトは9件(11発電所)で合計22.2MWとなっている。
b) メガソーラー以外の再生可能エネルギー 2022年9月末のプロジェクト数は、木質バイオマス発電1件(2.0MW/売電中)、バイオガス発電3件※(合計1.13MW/売電中)、風力発電1件(最大25.2MW/企画中)の合計5件となっており、前期末からの変化はない。
※そのうち1件は、バイオガス発電所のオペレーターに対する投資。
c) スマートアグリ(植物工場) 丹波篠山工場については、植物工場野菜(リーフレタス)への需要拡大に対応するため、生産能力拡大を目的とした増設(第2工場)を実施した(2021年9月に竣工済み)。増設部分が全面稼働すると、生産量が2.3倍(年間約470トン)にまで拡大する見込みである。工場の運営は戦略投資先である(株)モーベルファームが担っているが、特許に基づく技術力により、生菌数が極めて少なく高品質かつ無農薬の野菜の量産を実現し、品質に厳しい大手企業からも高い評価を得ている。ただ、現在のところ、生産量の拡大が計画に追い付かず、黒字化にも遅れが生じている。