ベイシス<4068>は11日、2023年6月期第1四半期(22年7月-9月)決算を発表した。売上高が前期比4.8%増の15.74億円、営業利益が同37.9%減の0.94億円、経常利益が同38.1%減の0.92億円、四半期純利益が同38.9%減の0.58億円となった。

同社の事業領域である情報通信分野は、通信キャリア各社が楽天モバイルに対応してグループのサブブランドを使った通信料の値下げを行っており、これにより将来のインフラ投 資に影響を与える可能性があるものの現状では影響が出ていない。一方で通信事業者以外では、IoTエンジニアリングサービスで展開しているスマートメーター設置サービスにてガス業界におけるスマートメーター設置が進み、引き続き堅調に推移した。また、電力業界におけるスマートメーターは、2020年度に設置計画はほぼ完了したものの、機器の不具合による交換作業の追加受注があり、前事業年度に引き続き堅調に推移した。

サービス別の売上内訳としては、モバイルエンジニアリングサービス11.33億円(前年同期比6.5%減)、IoTエンジニアリングサービス3.91億円(同66.1%増)、及びその他0.48億円(同9.2%減)となった。

2023年6月期通期の業績予想については、売上高が前期比14.1%増の71.50億円、営業利益が同3.0%増の5.04億円、経常利益が同1.9%増の4.94億円、当期純利益が同4.7%減の3.09億円とする期初計画を据え置いている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ベイシス---1Qは増収、IoTエンジニアリングサービスが2ケタの増収に