ネクスグループ<6634>は14日、未定としていた22022年11月期通期連結業績予想(2021年12月-2022年11月)を発表した。

売上高は28.18億円(前期実績48.48億円)、営業利益は4.27億円(前期実績2.08億円の損失)、経常利益は5.24億円(前期実績1.33億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は7.76億円(前期実績3.03億円)、1株当たり当期純利益は32円67銭(前期実績20円39銭)とした。なお、今回の予想には、2022年9月1日に同社がネクスプレミアムグループを譲渡したことによる関係会社株式売却損0.9億円(概算)及びチチカカ・キャピタルを譲渡したことによる関係会社株式売却益6.43億円(概算)を現時点の連結決算への影響金額として見込んでいる。

同社は、新型コロナウイルス感染症拡大や、同社グループが推進してきた事業再編が、グループに与える影響を合理的に算定することが現在まで困難であったことから、2022年11月期における連結業績予想を未定としていた。
同社が掲げる「事業構造改革」の目的の一つである「慢性的な営業赤字の解消」については、インターネット旅行事業、ブランドリテールプラットフォーム事業の両事業からの撤退を行い、売上高については、前期比で33.4%減少するものの、営業損益は前期比で約436百万円の改善を図っている。
「暗号資産ブロックチェーン事業」では、暗号資産の運用により一定の売り上げを確保。また、業務提携先である株式会社クシムと連携をして、同社が発行する暗号資産ネクスコイン(NCXC)のGameFi領域での活用に向けた検討を進めており、来期には本格的なマネタイズに取り組むとしている。

<SI>
情報提供元: FISCO
記事名:「 ネクスグループ---2022年11月期連結業績予想