2022年7月には、大阪公立大学大学院医学研究科との共同研究成果として、新型コロナウイルスの新たな感染防御物質を見出し、2022年7月6日に、科学誌「The Journal of Biochemistry」に論文発表した。そして、この知見を製品化し、新型コロナウイルスの感染防御物質のスクリーニングに有用な「S1-ACE2結合阻害スクリーニングキット」を発売した。
2022年8月には、東芝<6502>が参加企業の募集を行った「Toshiba OPEN INNOVATION PROGRAM 2022」において、具体的な協業の検討に進む参加企業のうちの1社として採択され、新規事業の創出を目指し検討を進めることになった。テーマは「量子インスパイアード最適化ソリューションSQBM+(TM):量子力学の原理に基づく疑似量子の研究から生まれた大規模な組合せ最適化問題を高速に解決するイジングマシンを活用した事業開発」で、協業企業は東芝デジタルソリューションズ(株)、メスキュージェナシス、アヘッド・バイオコンピューティング(株)である。これが実用化されると、薬剤候補ペプチドのスクリーニング技術が飛躍的に向上することになると言う。