■会社概要

3. M&A戦略
メイホーホールディングス<7369>はM&Aを成長戦略の柱としている。地域の中小企業の成長を支えるサポーターとして「パートナー型」経営を行うことを基本方針とし、同社グループの強化と地域企業の存続を目指す。対象とする企業は成長可能性がある後継者不在企業であるが、グループ理念への共感を重視しており、志を同じくする地域企業のグループ構築を推進している。また、対象企業の特徴としては、「特定の地域で実業を営んでいる(ブランド力)」「許認可企業(参入障壁)」「公共関連事業の元請企業(顧客基盤)」「従業員・技術的リソースを持つ(経営資源)」「健全な経営を行っている(安定収益)」の5つを挙げており、この5つの特徴をもち、成長可能性がある後継者不在企業を優先的にM&Aしている。グループ理念への共感を起点とし、各地域のグループ企業の収益力が向上することで、グループ全体の収益を拡大し、持続的な成長を実現していく戦略だ。

グループ企業が連携することによりシナジーが発揮され、さらなる競争力強化につながっている。一例を挙げると、ノウハウの共有による「営業品目の多様化」や「技術力シナジー」、対応可能エリアが広がる「幅広い営業エリア」、人材の融通とノウハウの共有による「人材マッチング」がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 メイホーHD Research Memo(3):建設関連サービス事業を軸に地域のインフラや暮らしを支える事業を展開(2)