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また、グループ全体で業績改善に向けた抜本的基盤強化策の実行により、利益が前回予想に対し改善する見込みとなったことから、2023年3月期業績予想の修正についても発表した。
第1四半期末に為替差益3.32億円を計上したが、第2四半期も円安の動向が続いたことで、当第2四半期連結累計期間において、為替差益7.50億円を計上する見込みとなった。主に海外子会社へのグループ内貸付金に対する評価替えおよび海外子会社間の取引等によるものとしている。
また、2023年3月期業績予想数値(2022年4月1日-2023年3月31日)の売上高は前回予想比1.2%増の780.00億円、営業利益は同33.3%増の8.00億円、経常利益は同44.4%増の6.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同400%増の2.50億円、1株あたりの当期純利益は16.08円にそれぞれ修正した。
中国ロックダウンによる稼働影響や部品・部材価格の高騰、物流コスト上昇等の影響があるものの、各事業の売上確保に向けた取り組みと、抜本的基盤強化策の実行により、営業利益は当第2四半期連結累計期間において改善が見込まれ、通期でも前回予想を上回る見込みとなっている。
経常利益も、営業利益の改善に加え、為替相場の変動による為替差益発生等により、前回予想から大幅に改善する見込み。
今後、先行き不透明な事業環境が継続し、サプライチェーンの混乱や部品不足の解消等が落ち着くまで一定の期間を要すると見ているものの、各事業における顧客の挽回生産の動きや次年度につながる新規受注の獲得等に加え、これまで進めてきた業務効率の改善や間接費用の見直し、不採算事業の整理等、抜本的基盤強化策の効果もあり、業績は堅調が続く見通しとしている。
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