(3) 事業別売上計画 a) 金融ソリューション事業 金融ソリューション事業では、Web3.0※の本格到来を見据え、暗号資産・デジタル証券・DeFi・NFT等の新たなテクノロジーへ積極投資し、次世代金融領域のフロンティア・カンパニーを目指す方針だ。施策としては、既存ビジネスの深耕を着実に行い、証券インターネット取引システム領域でのシェアを拡大するとともに、次世代金融領域(暗号資産・デジタル証券・DeFi・NFT等)でのビジネス開拓を進め、売上高を2021年12月期の2,377百万円から2026年12月期には1.9倍の4,500百万円を目指す。
b) FXシステム事業 FXシステム事業では、モデルユーザーに提供したプロトタイプを製品化し他社に横展開することでライセンス・保守収入を獲得し、高利益率を維持しながら売上成長を目指す戦略だ。また、モデルユーザーの対象企業数を増やし、様々なニーズを収集しブラッシュアップすることで、製品の高付加価値化を図り競争力を高める。営業方針としては規模や顧客数を無理に追わず、顧客満足度の向上を優先して取り組むことにしている。2026年12月期の売上高は320百万円と、2021年12月期の151百万円から2.1倍を目指す。
c) セキュリティ診断事業 セキュリティ診断事業では、単価がリーズナブルな自動診断ツール「SecuAlive」を契約獲得のためのフックツールとし、付加価値の高い手動診断サービスの受注につなげる戦略である。営業方針については金融ソリューションの営業部と連携しながら証券会社向けの顧客開拓を進め、2026年12月期に売上高80百万円を目指す。