2. 2022年12月期の業績見通し 2022年12月期業績は、売上高で3,200百万円、営業利益で300百万円を見込む。前期単体決算との比較では売上高で25.3%増、営業利益で4.2%増となる見通しだ。第2四半期までの進捗率は売上高で56.5%、営業利益で100.2%と高進捗となった。これは上期に大型案件の納品が集中したことや、新規事業分野への投資を積極的に行う予定であることが要因で、下期の営業利益については保守的な計画となっている。新規事業の1つとして2021年12月に資本業務提携したコネクテッドコマース(株)とのOMO(Online Merges with Offline)ソリューション「AZLM」※での展開がある。同社は「AZLM」システム(EC、決済、専用アプリ等)全般を開発・運営・管理しており、今後は次世代デジタルコマース(LIVEマーケティング、AR/VR技術を用いたEC、メタバースソリューション等)への展開も進めていく予定だ。また、医療用ロボット開発に向けた準備にも着手している。第3四半期は閑散期となるため売上高水準はやや落ち込む可能性があるものの、受注状況は順調で2022年12月期業績は会社計画を達成できるものと予想される。
※「AZLM」は「From A to Z, Live Marketing」の頭文字を引用したもので、あらゆる商品をライブでマーケティングできるリアル×デジタル体験型店舗のこと。商品の購入はECで行う仕組みとなっている。現在、渋谷と仙台空港に「AZLM」ショップを開業し、「地方創生」をテーマにコネクテッドコマースにてFC展開や大手企業との協業により全国展開を進める計画である。