a) 学習塾マーケット 2022年12月期第2四半期末の導入校数は1,229(前年同期末比51増)、同ID数は20,277(同3,702減)、売上高は339百万円(前年同期比8.2%減)となった。私塾市場はコロナ禍に伴う自粛の影響が続き減少傾向となったものの、独立開業市場は回復基調で、新規顧客の開拓も堅調に推移した。また、オンライン学習需要の拡大等もあり、全体の校舎数は増加した。一方、コロナ禍の影響により既存導入塾の通塾生徒数が減少した結果、ID数が減少し売上高も減収となった。期初から厳しい環境が続くと予想されていたが、その想定も下回る結果となった。
b) 学校マーケット 2022年12月期第2四半期末の導入校数は784(前年同期末比355増)、同ID課金数は224,808(同130,609増)、売上高は479百万円(前年同期比29.5%増)となった。ID数が順調に伸びたことに加え、提携先であるNEC<6701>のクラウド基盤を通して無償で提供していた「すららドリル」が2021年8月より6自治体で有償化されたこともあり、売上高は前年同期比で大幅増となったが、当初の計画よりは下回った。
c) BtoCマーケット 2022年12月期第2四半期末のID数は3,864(前年同期末比220増)、売上高は194百万円(前年同期比7.8%増)となった。コロナ禍による自宅学習需要の拡大と昨今社会問題として注目されつつある不登校生の自宅利用の増加により、新規申し込みが増加した。また、不登校・発達障がいの生徒にも対応した教材という同社独自のポジショニングを確立しつつあることも、増収に寄与したと言える。低学年層における先取学習利用者や海外子女の利用も増加しているようだ。