「IndustrialDX」の状況については、リアルタイムAI画像解析サービス「OPTiM AI Camera Enterprise」の導入が進み、新たに佐賀ターミナルビルが運営・管理する九州佐賀国際空港旅客ビルの利用者数をカウントする取り組みや、熊本城の天守閣における新型コロナウイルス対策ソリューションとしての活用が開始された。建設分野においては、スマホ3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」が、モバイル端末を利用したLiDAR測量アプリとして国内で初めて、国土交通省が改定した「3次元計測技術を用いた出来形管理要領」に準拠した。これにより、測量において国が定めた一定の精度を満たしていることになり、公共工事における出来形測量で「OPTiM Geo Scan」が利用できるようになるため、さらなる普及が期待できる。さらに、無料オプションとして、図形データを作成するアプリ「OPTiM Geo Design」の提供を開始した。「OPTiM Geo Design」は建設分野において利用頻度が高い平面図、縦断図、横断図の元となる図形データの作成に特化しているため、作図の経験や知識が無い現場の作業員でも簡単に図形データを作成できる。
また、経済産業省が管轄する「IT導入補助金2022」において、「Optimal Biz」ならびに、「OPTiM Geo Scan」「OPTiM Contract」「OPTiM AI Camera」「OPTiM AI Camera Enterprise」が、補助対象のITツールとして認定された。ユーザーは、これら対象となったサービスを最大半額で導入できるため、ライセンス増加が期待できる。