Appier Group<4180>は12日、2022年12月期第2四半期累計(22年1月-6月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比54.2%増の85.57億円、EBITDAは4.75億円(前年同期はマイナス1.44億円)、営業損失は0.92億円(同7.83億円の損失)、税引前損失は1.95億円(同8.15億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は2.33億円(同8.58億円の損失)となった。

当第2四半期連結累計期間においては、営業体制の強化を行い、かつ、継続的に明確かつ測定可能な収益リターンをもたらす先進的なAI技術を利用したソリューションに一層注力した結果、新規顧客・既存顧客ともに同社サービスへの需要が拡大することとなった。2022年6月におけるARRは165.85億円(前年同期比での成長率は53.1%)となっている。また、売上総利益は前年同期比58.4%増の42.91億円となった。これは、CrossXのアルゴリズムの正確性が増したことに伴いより効率的なマーケティングキャンペーンの実施が可能になったこと、かつ、売上総利益率の高いAIQUA、AiDeal及びAIXON等からの売上が増えたため、売上総利益率が改善したことによる。また、米国・EMEA地域等の成長市場を中心に将来的な事業拡大のために営業人員やエンジニアの人件費等に対する先行投資を行った。

2022年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益は前期比45.8%増(前回予想比3.7%増)の184.55億円、EBITDAは10.68億円(同32.8%増)、営業損失は0.84億円(同2.04億円の損失縮小)、税引前損失は1.96億円(同1.30億円の損失縮小)、親会社の所有者に帰属する当期損失は2.87億円(同1.30億円の損失縮小)としている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 Appier Group---2Qは50%超増収、通期業績予想の上方修正を発表